ハワイ大学ウエストオアフ校(アメリカ合衆国)と初のCOIL(オンライン国際協働学習)授業を実施しました

2021.11.09

GREC

 2021年11月9日(火)と11月23日(火)に、文理学部火曜2時限目小林和歌子准教授担当の「英語4」(英文・心理)のクラスとハワイ大学ウエストオアフ校村田みのり先生ご担当の「日本語初級」クラスとの間で合同授業を実施しました。ハワイとの19時間の時差を超えて、同期(Zoom)と非同期(無料通信アプリLINE)を用いて双方のコミュニケーションを取りました。

 

 火曜2時限目の必修英語「英語4」を履修する39名とハワイ大学ウエストオアフ校の20名の学生合わせて59名がそれぞれ6~7名の日米混合の9つのグループに分かれました。11月2日(火)から11月23日(火)まではLINEも使用してコミュニケーションを重ね1回目の11月9日(火)にはお顔合わせ@Zoomをし、自己紹介とBreakout session に分かれてプロジェクト発表の話し合いをし、2回目の11月23日(火)にはそれぞれのグループによるプロジェクト発表をパワーポイントスライドで画面共有しながら主に英語、時に日本語を交えながら行いました。ハワイ(アメリカ)の文化と日本文化との違いなどお互いの文化について様々な発見をし更なる興味にかられたようでした。プロジェクトのトピックは多岐に渡り以下の通りです。

 

1)アニメとディズニー

2)好きな食べ物

3)ハワイと日本の歌

4)子供のころに好きだったアニメ

5)日本とハワイの料理

6)日本とハワイの観光地

7)日本とハワイのセブンイレブン

8)犬について話そう

9)好きなアニメとテレビ番組

 

 初回と2回目共に実施後にハワイ大学の村田みのり先生ご作成のアンケートに回答して頂きましたので、結果を一部抜粋掲載致します。問5は2回目のグループワークについての感想です。注意深く聞いた(68,4%)、頑張った(55.3%)、楽しかった(52.6%)とポジティブな結果が出ました。また、問11は異文化交流の際に必要なものとして、伝えたいという姿勢・意欲(73,7%)、発音・リスニング(71.1%)異文化に対する好奇心(50%)という興味深い結果となりました。

 

 

 下記に授業の様子のスクリーンショットを掲載します。それぞれのプロジェクト発表が終わった後には、チャットセクションに多くの激励・賞賛メッセージが寄せられ、また、私達教員側のLINEには300通を超えるメッセージを拝受したことは大変喜ぶべきことでした。1年生の必修英語のクラスで、大学でのゼミ発表や口頭発表が未経験である学生が多かったと思います。LINE自動翻訳機を多くの場合使用しての異文化コミュニケーションではありましたが、ある程度の達成感を得てくれたものと感じております。プロジェクト発表の際にはそれぞれの第二言語を使用するように指示を致しました。

 

 

 本COIL授業実施に際し、文理学部国際交流委員会委員長の十代健教授におかれましては、先方との複数回のお打ち合わせ、2回の授業に全てお付き添い頂きご助言・技術的サポートを頂戴しました。十代先生の貴重なお支えに深謝申し上げます。また、英文学科の閑田朋子教授より資料のご確認等ご助力頂きました。有難うございました。

 

 

文責:小林和歌子(グローバル教育研究センター副センター長・外国語教育部門長)