日本大学文理学部・テンプル大学ジャパンキャンパス 英語と「やさしい日本語」を使った交流会を開催

2021.09.15

GREC

 9月14日(火)・15日(水)に、グローバル教育研究センター(GREC)主催で日本大学文理学部とテンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)との「英語と『やさしい日本語』を使った交流会」(オンライン)が開催されました。

 「やさしい日本語」は「難しい言葉を言い換えるなど、相手に配慮したわかりやすい日本語」のことです(出入国在留管理庁・文化庁『在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン』)。日本に住む外国人の増加に伴い、日本語が母語でない人たちが身近な存在になっています。「やさしい日本語」では、そのような人たちとコミュニケーションをするために、日本語を勉強している人がわかるような日本語で、相手がわかっているかどうかを確認しながら話すなどの配慮をします。現在、社会の様々なところで「やさしい日本語」の取り組みがなされていますが、今回の交流でも、文理学部の参加者には事前に「やさしい日本語」の講習を受けてもらい、そこで学んだことを交流会で実践してもらいました。

 交流会では、文理学部の学生約20名(留学生・大学院生を含む)とTUJで日本語を学んでいる学生約30名が、少人数のグループに分かれ、オンラインで「やさしい日本語」と英語による交流を行いました。TUJの参加者は、日本語の勉強を始めたばかりの人から、かなり日本語が話せる人までさまざまでしたが、1時間以上も話していたグループもいくつかありました。2日とも参加した人も多くいました。

 TUJの参加者からは「こんな楽しいイベントは初めてだった」「また参加したい」という声が聞かれました。文理学部の参加者からも「異文化に触れることができた」「話が盛り上がってあっという間に時間が過ぎた」「日本語教育学の授業で学んだことが実践できた」などの声が聞かれました。

 「やさしい日本語」は、日本社会において今後ますます重要になっていきます。今後もこのようなイベントを計画し、「やさしい日本語」の意義を多くの学生に知ってもらいたいと思っています。

 

 

 

(参考)出入国在留管理庁・文化庁『在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン』

    https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/92484001.html

 

★やさしい日本語 ポスター202107