山本大輔准教授がJST戦略的創造研究推進事業「さきがけ」に採択!

2024.09.21

研 究

物理学科の山本大輔准教授が国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の2024年度「さきがけ」事業に採択されました。
「さきがけ」とは,国が定めた戦略目標の達成に向けて,独創的・挑戦的かつ国際的に高水準の発展が見込まれる先駆的な目的基礎研究を推進し,科学技術イノベーションの源泉となる成果を世界に先駆けて創出することを目的とするネットワーク型研究(個人型)です。
 
【2024年度 戦略的創造研究推進事業(さきがけ)】
戦略目標 :「量子情報と量子物性の融合による革新的量子制御技術の創成」
研究領域 :「物質と情報の量子協奏」
研究担当者:山本 大輔(日本大学文理学部物理学科 准教授)
研究課題名:「物質・情報・時空を統合する量子シミュレーション基盤の創出」

 
 
山本准教授に喜びの声と共に,研究内容や研究への抱負について詳しくお話を伺いました。
 
―この度はおめでとうございます。採択された研究について詳しくお話しいただけますか。
今回採択された「物質と情報の量子協奏」という研究領域は、私たちの世界を作っている「量子」を情報の観点から研究し、物質の仕組みや特性を深く理解しようとするものです。そして、その理解をもとに、新しい科学技術を生み出すことを目指しています。最近、高校で必修化された「情報」という科目がありますが、その「情報」と「量子力学」を組み合わせた最先端の理論が「量子情報理論」です。
 
―この研究が評価されたのはどのような点だと思いますか。
私の研究は「物質」と「情報」に加えて「時空」も含めた3つの要素を統一的に研究する点が特徴です。最近の量子技術の進展により、私たちの身近な物質からブラックホールのような宇宙の不思議まで、量子情報理論の枠組みで一貫して理解できるようになると期待されています。
 
―物理に興味を持ったきっかけは何ですか。
私が物理を研究するようになったのは、身の回りの現象や自然の動き、たとえば水が氷になる理由や、この宇宙がどのように始まり、どう成り立っているのか、といったシンプルな疑問に答えを見つけたかったからです。
 
―今後の目標を教えてください。
今回でJST「さきがけ」に2度目の採択をいただきました。前回の研究で得た知識を活かし、さらに発展させて、誰もが驚くような新しい発見に繋がるよう、研究を進めていきたいです。
 
―最後に学生や受験生にメッセージをお願いします。
日本大学には2つの物理学科がありますが、「文理学部の物理学科」では、素粒子物理学、物性物理学、宇宙物理学の3つの専門分野を持つ教員が集まって、時間や空間、物質の本質を追求する最先端の研究を精力的に行っています。皆さんも、大学の卒業研究や大学院で研究に参加し、ぜひ一緒に答えを見つけましょう。
 
 
■リンク
・日本大学文理学部物理学科 https://www.phys.chs.nihon-u.ac.jp/
・日本大学文理学部物理学科山本研究室 https://www.phys.chs.nihon-u.ac.jp/yamamoto/
・JSTさきがけ https://www.jst.go.jp/kisoken/presto/application/2024/240917/240917.html