特別講演会「実践的な国際学習プログラム、および東南アジア5か国連携講義の事例を通した、COIL導入検討のワークショップ」の実施

2022.02.15

GREC

2022年2月15日(火)に、文理学部教職員を対象として、芝浦工業大学(マレーシアオフィス・ディレクター)の石崎浩之先生による、特別講演会「実践的な国際学習プログラム、および東南アジア5か国連携講義の事例を通した、COIL導入検討のワークショップ」(⽇本⼤学⽂理学部⼈⽂科学研究所総合研究 「ICTを利⽤した⽂理学部国際化」プロジェクト(代表:英文学科 閑⽥朋⼦)主催、GREC外国語教育部⾨・国際交流委員会共催)が行われました。

 

現在、ポストコロナの社会を視野に入れて、学生の国際感覚を育むために、教育のオンライン化が急速な発展を遂げています。そのなかでも特に、PBL(Project Based Learning)型COIL (Collaborative Online International Learning)と呼ばれるオンライン国際協働学習プログラムが注目されています。

 

*PBL型COILとは国内・国外の学生が協力して、プロジェクト・テーマとして大学内外(例えば特定の産業・地域等の問題等)を解決するための提案を行う実践学習

 

本講演会では、最初に十代健国際交流委員長からご挨拶頂いたのち、石崎先生からその最先端を行く芝浦⼯業⼤学の具体的な活動や、アジア⼯科系⼤学ネットワークにおける5か国・6⼤学の「⽂理融合型」講義シリーズについて、ご紹介頂きました。特に、GTIコンソーシアムのご紹介は、今後の文理学部の産学連携の可能性について大変に示唆するところの大きく、有意義な講演会となりました。

 

*東南アジアを中心に、国際プロジェクト実践教育や共同研究等によって、産業現場や社会課題を取り上げ、教育の質を向上、人材の育成・供給、イノベーションの創出と産業競争力の強化を主要な目的とした、産学連携の国際交流プログラムを推進している。

 

シラバスの作成や入試などで多忙な時節柄、参加人数は20名とやや小規模でしたが、文学系・社会系・理学系・総合文化研究室に渡る9学科1研究室からの参加者があり、活発な質疑応答がなされました。また参加者からは「大変に参考になった」などの好意的な感想ばかりでなく、こういった国際型授業の参加者の進路選択について知りたいといった今後の文理学部のあり方に結び付く声もございました。

 

左上:石崎浩之先生、左下:岡隆学部長、中央:十代健国際交流委員長、中段右:小林和歌子GREC外国語教育部門長

 

最後に岡隆文理学部長からご挨拶があり、今後の文理学部の国際化の展開において、このような学修をどのように取り入れ発展させていくのか考え続ける必要性が述べられました。

 

(文責:英文学科 閑田朋子)

 

石崎浩之先生ご講演会フライヤー