専攻紹介 地球情報数理科学専攻

概要

教育研究上の目的

  • 博士前期課程

    地球情報数理科学専攻においては、地球環境部門、基礎数理部門、情報科学部門を主な研究部門とし,これら3部門の複合化を目指している。

  • 博士後期課程

    地球情報数理科学専攻は、地球環境部門、基礎数理部門、情報科学部門から成り,3分野の複合化を目指し,3部門が学際的に協力し合うことを目標としている。

3部門の内容は次の通りです。

地球環境部門

 

地球を構成する物質の研究に基礎を置くと同時に,地球各圏の相互関係の解明を目指す。

情報科学部門

 

情報科学特別研究:
情報処理のモデルを厳密に定めて,情報処理の方法や情報の理論的分類の解明を目指す。

システム解析特別研究:
システム解析学の手法により現象のモデル化を目指す。

ソフトウェア科学特別研究:
多種多様な情報に対する多様な方法による特徴づけを目指す。

基礎数理部門

 

情報科学,地球科学と関連させながら,基礎数学の側面から数理科学の発展を目指す。

地球情報数理科学専攻 3部門

ポリシー

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

[博士前期課程]
地球情報数理科学専攻は,地球環境学,情報科学,数理科学及びそれらが相互に融合した学際的分野において,創造力と幅広い視野を合わせ持ち,社会に対して積極的に貢献できる有能な研究者・技術者・教育者を養成することを目的とします。本専攻では,これまで人類が築いてきた知識・学問を継承・発展させるとともに,強い探究心・研究意欲を持ち,社会の発展に貢献したいという熱意を持ち続けられる学生を求めています。

 

具体的には,次のような学生の入学を希望します。
・英語能力を含む基礎学力を備え,真理探究のための不断の努力ができる学生
・常に広い視野を持ち,知識の吸収及び創造する姿勢を有する学生
・コミュニケーションを通じて,異なる考え方を尊重できる学生
・研究者・技術者・教育者として社会への貢献を目指す学生

[博士後期課程]
地球情報数理科学専攻は,地球環境学,情報科学,数理科学及びそれらが相互に融合した学際的分野において,創造力と幅広い視野を合わせ持ち,社会に対して積極的に貢献できる有能な研究者・技術者・教育者を養成することを目的とします。本専攻では,これまで人類が築いてきた知識・学問を継承・発展させるとともに,強い探究心・研究意欲を持ち,独自に研究を推進する能力を有し,かつ,社会の発展に貢献したいという熱意を持ち続けられる学生を求めています。

 

具体的には,次のような学生の入学を希望します。

・英語能力を含む基礎学力を備え,真理探究のための不断の努力ができる学生
・常に広い視野を持ち,知識の吸収及び創造する姿勢を有する学生
・コミュニケーションを通じて,異なる考え方を尊重できる学生
・研究者・技術者・教育者として社会への貢献を目指す学生

教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

地球情報数理科学専攻では,その教育理念に基づき,広い科学的学識及び専門知識を備えた教養人を養成するため,地球環境部門,情報科学部門,基礎数理部門の3部門を設置し,流体地球科学,固体地球科学,環境地球科学,コンピュータ科学,ソフトウェア科学,数理情報科学,代数学,幾何学,解析学,及びこれらの応用学問領域に重点を置いたカリキュラムを編成しております。

[博士前期課程]
地球環境部門では現場主義に基づき,次の方針に従ってカリキュラムを編成・実施します。
1.流体地球科学,固体地球科学,環境地球科学の広範な分野の融合した応用領域において,社会の要請に積極的に応えられる人材の養成を目指します。
2.広い視野に立ち,国内外の現場や他機関などと連携しながら,知識・学問とともに,新たな知識や創造ができ,異なる分野も含めてそれらを表現,発信できる能力を養成します。

 

情報科学部門 は「自主創造」の基本理念に基づき,次の方針に従ってカリキュラムを編成・実施します。
1.情報技術に対する多様な社会的需要や問題園を積極的に調査し,必要とされる研究を独自で遂行できる能力を習得させるとともに,得られた研究成果を学会発表や論文発表などを通じて世の中に広く示す能力を養成します。
2.情報科学分野における国内・海外の研究機関や産業界など多様な研究組織と緊密に連携し,独自性を持った研究課題を見出し,より専門性の高い研究成果を達成できる能力を養成します。

 

基礎数理部門は,次の方針に従ってカリキュラムを編成・実施します。
1.解析学・幾何学・代数学の数理的知識を基礎として,数理解析的な側面を持つ社会の諸問題に対して数理的アプローチを成し得る人材の養成を目指します。
2.他大学との単位互換制度に基づく学生間の交流を積極的に行い,広い視野に立った教育・研究を目指します。

[博士後期課程]
地球環境部門では現場主義に基づき,次の方針に従ってカリキュラムを編成・実施します。
1.流体地球科学,固体地球科学,環境地球科学の広範な分野の融合した応用領域において,問題点を積極的に調査し,独自に研究を推進する能力を有し,社会の要請に積極的に応えられる人材の養成を目指します。
2.広い視野に立ち,国内外の現場や他機関などと連携しながら,知識・学問とともに,新たな知識や創造ができ,異なる分野も含めてそれらを総合的に表現,発信できる能力を養成します。

 

情報科学部門は「自主創造」の基本理念に基づき,次の方針に従ってカリキュラムを編成・実施します。
1.情報技術に対する多様な社会的需要や問題点を積極的に調査し,必要とされる研究を独自で遂行できる能力を習得させるとともに,得られた研究成果を学会発表や論文発表などを通じて世の中に広く示す能力を養成します。
2.情報科学分野における国内・海外の研究機関や産業界など多様な研究組織と緊密に連携し,独自性を持った研究課題を見出し,より専門性の高い研究成果を達成できる能力を養成します。

 

基礎数理部門 は次の方針に従ってカリキュラムを編成・実施する。
1.数理科学分野における諸問題を独自の視点から考察し,自らの計画に沿って研究を進め,その成果を広く社会に向けて発表する能力を養成します。
2.数理科学分野における国内外の研究者との連携及び研究交流を通じて最新の研究状況を理解し,総合的な見地から研究対象を理解できる能力を養成します。

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

[博士前期課程]
地球環境部門では,次の能力を身に付けていることを学位授与の方針とします。
1.地球及び地球環境について,広い視野に立ち専門的知識や自ら創造する能力を身に付けていること。
2.地球及び地球環境について,科学的な素養に基づき,問題解決能力やコミュニケーション能力を身に付けていること。

 

情報科学部門では,次の能力を身に付けていることを学位授与の方針とします。
1.高度情報化社会の発展に寄与するのに必要な専門知識を身に付けるとともに,自ら課題・問題を発見・解決する能力を身に付けていること。
2.豊かな独創性を備えながら,異なる考え方を受け入れられる能力を身に付けていること。

 

基礎数理部門では,次の能力を身に付けていることを学位授与の方針とします。
1.自然現象,社会現象に現れる諸問題を数学的に定式化し,数理的に分析・解析し,さらにその結果を一般社会に明瞭に説明できる能力を身に付けていること。
2.抽象的な数学概念を理解し,様々な数学的知識を駆使し,独自の研究手法によって問題に対処できる能力を身に着けていること。

[博士後期課程]
地球環境部門では,次の能力を身に付けていることを学位授与の方針とします。
1.地球及び地球環境について,広い視野に立った専門的知識を身に付け,自ら問題を発見し,独自の理論・手法開発を通じて問題解決をする高い能力を身に付けていること。
2.地球及び地球環境について,科学的な素養に基づき,問題解決能力やコミュニケーション能力を身に付けていること。

 

情報科学部門では,次の能力を身に付けていることを学位授与の方針とします。
1.情報科学の専門分野における深い専門知識を身に付けるとともに,当該分野において問題となっていることを深く理解し,その問題を解決する能力を身に付けていること。また,当該分野において自ら問題を発見し,独自の開発手法又は理論構築を用いて,問題を解決する高い能力を身に付けていること。
2.豊かな独創性を備えながら,異なる考え方を受け入れられる能力を身に付けていること。

 

基礎数理部門では,次の能力を身に付けていることを学位授与の方針とします。
1.数理科学の深い知識を基として専門分野における諸問題を発見し,その問題背景及び意義を深く追究し理解した上で,自ら研究計画を登案し,問題解決の研究を進め,学会などで口頭発表できる能力を身に付けていること。
2.豊かな独創性を備え,原理の追究,数学的証明を完遂させる能力及び他者による異なる研究手法を理解し自らの研究の位置づけを明確にできる能力を身に付けていること。

地球環境部門

  • 博士前期課程

    地球各圏の相互関係及び地球を構成する物質の研究
    地圏科学,水圏科学,気圏科学等の分野から現在の研究の流れを理解し,地球各圏の総合的な相互関係と地球を構成する物質の基礎研究を行います。

  • 博士後期課程

    地球を構成する物質の研究に基礎を置くと同時に,地球各圏の相互関係の解明を目指します。固体地球及びシステムとしての地殻を探究する固体地球科学特別研究,流体地球及びシステムとしての気圏・水圏を探究する流体地球科学特別研究,地球環境を総合的に捉える地球環境特別研究を行います。

情報科学部門

  • 博士前期課程

    情報科学の基礎的側面の研究
    コンピュータ科学,数理情報科学とソフトウェア科学における様々な課題を研究するとともに,これらの応用を研究します。

  • 博士後期課程

    情報処理のモデルを厳密に定めて,情報処理の方法や情報の理論的分類を解明するコンピュータ科学特別研究,数理科学の観点から情報技術の発展を支える数理情報科学特別研究,多種多様な情報に対する多様な方法による特徴づけをするソフトウェア科学特別研究を行います。

基礎数理部門

  • 博士前期課程

    数学の基礎的側面(代数,幾何,解析)の研究
    代数学,代数幾何,特異点論,位相幾何,解析学などの分野についてそれらの手法を展開させて研究を行います。

  • 博士後期課程

    情報科学,地球科学と関連させながら,基礎数学の側面から数理科学の発展を目指します。特異点,代数幾何,可換環論,凸多面体の幾何学等の相関関係から取り組む代数学特別研究,位相幾何,結び目理論,実特異点の幾何学等の相関関係から取り組む幾何学特別研究,変分解析,偏微分方程式論,さらには数理現象の相関関係から取り組む解析学特別研究を行います。

教員紹介(科目担当者含む)

地球環境部門

情報科学部門

基礎数理部門

カリキュラム

博士前期課程

授業科目一覧

授業科目 単位数
地球情報数理科学特論Ⅰ 2
地球情報数理科学特論Ⅱ 2
地球物理学特論Ⅰ 2
地球物理学特論Ⅱ 2
環境情報特論Ⅰ 2
環境情報特論Ⅱ 2
地質科学特論Ⅰ 2
地質科学特論Ⅱ 2
地球物質科学Ⅰ 2
地球物質科学Ⅱ 2
地球化学特論Ⅰ 2
地球化学特論Ⅱ 2
水圏科学特論Ⅰ 2
水圏科学特論Ⅱ 2
気圏科学特論Ⅰ 2
気圏科学特論Ⅱ 2
地球環境特別演習 2
コンピュータ科学特論Ⅰ 2
コンピュータ科学特論Ⅱ 2
コンピュータ科学特論Ⅲ 2
ソフトウェア科学特論Ⅰ 2
ソフトウェア科学特論Ⅱ 2
ソフトウェア科学特論Ⅲ 2
数理情報科学特論Ⅰ 2
数理情報科学特論Ⅱ 2
数理情報科学特論Ⅲ 2
数理情報科学特論Ⅳ 2
代数学特論Ⅰ 2
代数学特論Ⅱ 2
幾何学特論Ⅰ 2
幾何学特論Ⅱ 2
解析学特論Ⅰ 2
解析学特論Ⅱ 2
確率統計特論Ⅰ 2
確率統計特論Ⅱ 2
数学教育学特論Ⅰ 2
数学教育学特論Ⅱ 2
数学教育学特論Ⅲ 2
数学教育学特論Ⅳ 2
数学特別講義Ⅰ 2
数学特別講義Ⅱ 2
現代数学概論Ⅰ 2
現代数学概論Ⅱ 2
現代数学概論Ⅲ 2
特別講義 2
地球環境特別研究Ⅰ 4
地球環境特別研究Ⅱ 4
地球環境特別講究Ⅰ
地球環境特別講究Ⅱ 1
地球環境特別講究Ⅲ 1
地球環境特別講究Ⅳ 1
情報科学特別研究Ⅰ 4
情報科学特別研究Ⅱ 4
情報科学特別講究Ⅰ 1
情報科学特別講究Ⅱ 1
情報科学特別講究Ⅲ 1
情報科学特別講究Ⅳ 1
情報数理特別研究Ⅰ 4
情報数理特別研究Ⅱ 4
情報数理特別講究Ⅰ 1
情報数理特別講究Ⅱ 1
情報数理特別講究Ⅲ 1
情報数理特別講究Ⅳ 1
基礎数理特別研究Ⅰ 4
基礎数理特別研究Ⅱ 4
基礎数理特別講究Ⅰ 1
基礎数理特別講究Ⅱ 1
基礎数理特別講究Ⅲ 1
基礎数理特別講究Ⅳ 1

修士論文題目一覧

教員免許状の取得について

博士後期課程

研究指導科目一覧表

研究指導科目
固体地球科学特別研究
流体地球科学特別研究
地球環境特別研究
研究指導科目
コンピュータ科学特別研究
数理情報科学特別研究
ソフトウェア科学特別研究
研究指導科目
代数学特別研究
幾何学特別研究
解析学特別研究
学位論文

博士論文題目一覧

学位申請